直感
たまーに
俺の生き方を直感で見抜く人がいる。
翼くんってこうなんじゃない?
決めつけてるとかじゃなく
的を射ている。
本当に見抜いている。
たった一目俺の姿を見ただけで。
正確には 俺の仕事してる姿を かな。
アーティストとして生きるうえで
様々な事を学んだ。
たくさん教えてくれた。
でも、俺は壁を作っていたみたいだ。
その人の好意が恋心だとわかるまでに1年かかった。
ますます壁が厚く高くなったらしい。
「なんでそう、壁をつくるかなー。全部言っちゃえば良いのに」
よく言われた。
アーティスト活動のみならず、全力で俺を支えてくれたのに。
相手の愛にどう返せば良いかわからなかった。
でもその人は俺が振るその瞬間まで
支え続けてくれた。
いや、今も見守っていてくれる。
本物の愛を受けた。
返せなかったけど。
それが俺の唯一触れた本物の愛かな。
今のところ。