夕暮れの翼

バイセクシュアルの翼がこれまでのこと、今のこと、未来のことなどを含めて感じたことをそのままオブラートに包まず書ける様にと作ったスペース。

まるで

 

今日は仕事が終わり、

筋肉痛など体の調子が良くなかったのでマッサージを受けて帰ってきました。

 

 

 

マッサージを受けている間ふと思い出した事。

 

 

10代の頃から興味を持ったこっちの世界、

俺はインターネットを通じ、あるサイトを中学生の頃から閲覧していた。

 

 

そこで出会う様になったのは15歳になったくらいからだろうか。

 

 

ただただ欲求に勝てなかったのか

学年一美人だった彼女に振られてやけになっていたのかはわからないが

とにかくサイトを通じ男の人と会ったのだ。

 

 

その後も俺はサイトの便利さを利用し

まるでマッサージを受けに行くかの様な気軽さで

男の人に会いに行った。

 

 

最初に断っておくが心配されるような病気は無い。

 

 

行為に及んでる間、相手はとっても甘い言葉をかけてくる。

 

 

求められてるんだ っていう嬉しさと

巧みな触れ方と舌使いからくる快感。

 

 

でも、たいていは一回限り。

 

 

会ってしまったからにはタイプじゃなかったとしても

目の前の誘惑に負けてお互い行為をはじめてしまうのだろう。

 

 

顔はタイプがあるとしても

体には結構エロい自信があったから

たいてい気に入られたと思う。

 

 

まるでマッサージを受ける様に

愛撫を受け、絶妙な舌使いで体を弄ばれる。

 

 

そんなことを繰り返してきた。

 

 

終わった後は顔が紅潮し肌がぴちぴちになった気がした。

 

 

けど同時に、終わった後の虚無感ほど寂しいものはなく

心が空っぽになったみたいだった。

 

 

それでも俺は、まるでマッサージを受けるかの様に

同じ事を数えきれない程繰り返して来た。

 

 

会ったらそれっきり。

インスタントな関係。

 

 

それでも一瞬だけでも必要とされてるなら良いかな。

 

 

俺が生きているって実感を得る方法は

他にいくらでもあっただろうに。

 

 

別に今までやって来たことが消える訳ではないと同時に

過去は過去として割り切れる。

 

 

本当は愛されたいんだ。

それも心のどこかでわかっていたと思う。

 

でも10代の旺盛な好奇心と性欲に勝てなかったと言うのもある。

 

 

後悔するつもりはないけれど

もう少し、理性をきかせて、そう言う意味で頭がよかったらな。

なんて思う事はある。

 

 

読んだ方の中には

俺を軽蔑する方もいるかもしれない。

けど、どうしようもできないんだ。過去だから。

 

 

マッサージを受けて

こんなことを思い出すとは思いもしなかったけど

こんな過去もある翼でした。